現在、要介護2の父と介護までは必要のないちょっと弱ってきた母と一緒に暮らしています。
両親は食べることが大好きで、余程のことがない限り「食べない」という選択肢はありません。最近、食が細くなってきたこともあり、母に食事内容のアドバイスをしたり、休日は私が食事を作ったり・・・。「食べることで少しでも長く、元気に過ごして欲しい」と気を配った食事をしていました。
出されたものは残さず食べてはくれますが、日によって食べ進まない、表情が優れないこともあり、「嫌いなの?」「食べにくいの?」いろいろ原因を探ってみますが、はっきりした答えは聞かれず。
とりあえず食べてくれたらいいと開き直り、休日は「食べたいものリクエスト」を受け付けることにしました。すると、「ハンバーグ」「餃子」「焼き鳥」「焼肉」「天ぷら」「エビフライ」「親子丼」「オムライス」「寿司」「刺身」「ラーメン」etc.
我慢させているつもりはなかったのですが、次々に出てくるリクエストを聞きながら、半分笑えて半分申し訳ない気持ちにもなりました。健康な体を維持するための食事の大切さを理解しつつ、楽しく食べることも望んでいたこと、それを後回しにしていたことに気づかされました。大げさかもしれませんが、両親を気遣ったつもりで、楽しみを奪った形となっていたのです。
今も休日だけ「食べたいものリクエスト」を継続しています。そのおかげか平日もしっかり食べてくれるようになりました。
「おいしく楽しく食べる」ことを教えてくれた両親の食事を通して、そのことを再認識することとなりました。改めて両親に感謝しながら、毎日楽しい食卓を囲んでいけたらと思います。
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No.114 「食べることの大切さ」
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留萌支部(公衆衛生栄養士協議会) 布目祥子
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