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No.107 自然と食育

ペンネーム ぷりん

 夜になると鈴虫の美しい声が鳴り響いている今日この頃。我が家の敷地にも虫たちが現れ、幼稚園と小学生の娘たちは怖がりながらも、見つけては観察しています。

 この夏私の心に響いた言葉がありました。どこかの虫博士が言っていた言葉。虫を気持ち悪がる人が多いけれど、虫がいないと食物は育たない。それなのに気持ち悪いという。それはおかしいと。なんだか改めて考えると虫に対して失礼なことをしていたなと反省。娘たちも虫が苦手なので、この言葉を伝えましたが、そのことは知っているけど、それでも虫は苦手と言っていました。

 そんな話をした矢先の8月下旬、我が家に珍しいお客様が…!なんと砂利の上に10センチはある大きなカマキリがいました。長年この地域に住んでいますが、初めてのこと。早速近所の娘のお友達に話すと、お友達は捕まえて飼っているとのこと。学校帰りの子供たちも、カマキリの話をしていて、壁を見ればもう一匹…。どうやらこの地域で、大発生中だったようです。近年の温暖化でさつまいもが北海道でも栽培できるようになってきたとニュースでやっていましたが、虫の生育地も変わってきているのかなと実感しました。

 そこで、我が家も虫かごに入れて少しだけ観察。カマキリに餌をあげなきゃと、子どもたちは大張り切り!カマキリは生きた虫を普段食べているようで、トンボやコオロギを皆で捕まえました。そして、カマキリに餌をプレゼント。トンボを見つけると、俊敏に動くカマキリ。餌を食べるカマキリをみて、娘たちはボソッと「トンボ可愛そう」と。餌をあげなきゃと必死に捕まえたけれど、必死すぎてトンボの命については考えていなかった様子…。今まで虫や動物が苦手であまりそういうことに無関心だった娘たち。私もそういう体験をさせてこなかったなと…。これは食育のチャンスと思い、皆生きるために他の命を頂いて生きていること、食物が育つには色々な命が関わっていることを虫博士の言葉も交えて一緒に考えました。いつもご飯を粗末にしてしまった時は、全部この食材たちも生きていたんだよ。命を頂いているから粗末にしないように感謝して食べようね。と小さな頃から伝えてきた私。百聞は一見にしかずと言いますが、一番この自然体験が心に響いているようでした。真剣な表情をしていて自然を通して、命の大切さについて学んでいるようでした。

 この夏の経験や言葉が、幼稚園と小学生の娘の心にどれだけ響いたかはわからないけれど、虫を通して食育を感じたこの夏の出来事でした。子どもにとって自然は色々なことを感じるチャンス、もっと自然体験をさせていきたいなと改めて感じました。

 娘たちはその後カマキリを自然に帰してあげたいというので、虫かごの蓋を開けると、鳥のように羽ばたいて逃げていきました。またカマキリの子たちが来年現れることを願って皆でバイバーイと大きく手を振っていました。

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