ペンネーム:yoshiyasu
昨年から今年にかけて、将来医療従事者になりたい高校生向けの職業体験に携わらせていただきました。栄養士志望の学生だけではなく、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士など様々な医療職志望の学生が栄養士の職業体験に参加し、真剣にメモを取ったり目をキラキラさせて実習に取り組んでいました。
その中で「模擬栄養指導」として自分の必要栄養量を計算し、お昼ご飯に食べたい献立を考え、評価し、アドバイスし合う実習を行いました。学生が考えた献立の中には「ラーメンライス+餃子」や「スパゲッティ+サラダ+野菜ジュース」など一般的に飲食店で出てきそうなメニューや一見身体に良さそうなメニューを上げた人が結構いて、意外にカロリーが高くて驚いていました。また、サラダとお茶のみという人もいたりして、私から見たら「糖質多い」「タンパク質少ない」「塩分大丈夫」などと思わず普段の食生活を心配してしまいました。今回関わった高校生は小中学校に栄養教諭が配置になり、食育が盛んに行われてきた世代です。栄養のことは知っているけれど自分の食べたい食事とは無関係と考えている人が多いのかと心配になりました。
そんな学生とはちょっと歳上な私の子どもはこの春就職して一人暮らしを始めます。
学生時代は学業に加え部活やアルバイトに明け暮れていたこともあり料理とは縁遠い生活をしていました。忙しい新生活の中慣れない調理作業ともなると食事のバランスまで手が回らないかもしれません。簡単に作れる野菜料理や作り置き、コンビニでの食事の選び方など一緒に住んでいる間に伝えてあげられたらと思う今日このごろでした。