一般演題第１０セッション演題２

第１０セッション演題　２	食行動変容段階の改善からみた健康行動の変容－天使大学健康栄養クリニック２００６の事例から－
発表者	○清水真理^１､３）、森谷　絜^１､２）、百々瀬いづみ^２）、牧田章^１､２）、木谷信子^２）、原美智子^１､２）、伊藤和枝^１、２）、斉藤昌之^１、２）、関谷千尋^１、２）（天使大学大学院^１）、天使大学^２）、岩見沢保健所^３））
【目的】行動変容ステ－ジ理論は、「健康的生活行動に照らして、自分の生活行動を意識化し問題に気づくことで、態度・行動を変容できる」「変容段階には順序がある」「自己効力感の高い人、サポートの高い人ほど行動を変容しやすい」「知識と態度と行動の習慣化により変容していく」等を内容とする。不適切な食生活や運動不足が発症要因となるメタボリック症候群（メタボ）や予備群の増加が目立ち、対策が急がれているため、メタボ予防を目的に、「天使健康栄養クリニック」を開設し、応募された地域住民に対し、栄養指導、運動を中心とした健康行動指導を9-12月の4ヶ月間行った。食行動変容段階、栄養摂取状況、体組成、自己効力感・サポート等を調査・測定し、食行動変容段階と実際の健康行動改善の対応を検討した。【対象と方法】2006年9-12月の教室参加者44名を対象。食行動変容段階（SEB）、栄養摂取状況、身体計測、血液検査、自己効力感（SE）、サポ－ト、QOL、体力測定等を行った。【結果と考察】中途辞退を除く修了者30名を対象とした。事前に比べ4ヶ月後に改善した健康行動指標が多かった。さらにSEBの程度で２群分けして、SEB 向上の大きかった16名（A群：男6/女10名、 62.6歳）と小さかった14名（B群：男6/女8名、61.7歳）の２群で比較したところ、男女別では、A群とB群の初回９月測定の結果に有意差はなかった。12月測定では、A群の体重、体組成、SE、 QOL、体力値の改善程度がB群より良かった。腹囲、血糖値他は両群で改善した。結論：検査諸値から自分の体の状態を知り、危機感を強め、行動変容の方法を知ることで、参加者はSEB を高めつつ行動変容を進めた。SEB の高まりは、実際の行動変容に繋がり身体状況及び健康行動の改善に大きく影響し、QOLも高まった。キーワード：行動変容ステージ理論、食行動変容、メタボ症状改善

第１０セッション
演題　２

食行動変容段階の改善からみた健康行動の変容
－天使大学健康栄養クリニック２００６の事例から－

発表者

○清水真理^１､３）、森谷　絜^１､２）、百々瀬いづみ^２）、牧田章^１､２）、木谷信子^２）、原美智子^１､２）、
伊藤和枝^１、２）、斉藤昌之^１、２）、関谷千尋^１、２）
（天使大学大学院^１）、天使大学^２）、岩見沢保健所^３））

【目的】行動変容ステ－ジ理論は、「健康的生活行動に照らして、自分の生活行動を意識化し問題に気づくことで、態度・行動を変容できる」「変容段階には順序がある」「自己効力感の高い人、サポートの高い人ほど行動を変容しやすい」「知識と態度と行動の習慣化により変容していく」等を内容とする。不適切な食生活や運動不足が発症要因となるメタボリック症候群（メタボ）や予備群の増加が目立ち、対策が急がれているため、メタボ予防を目的に、「天使健康栄養クリニック」を開設し、応募された地域住民に対し、栄養指導、運動を中心とした健康行動指導を9-12月の4ヶ月間行った。食行動変容段階、栄養摂取状況、体組成、自己効力感・サポート等を調査・測定し、食行動変容段階と実際の健康行動改善の対応を検討した。
【対象と方法】2006年9-12月の教室参加者44名を対象。食行動変容段階（SEB）、栄養摂取状況、身体計測、血液検査、自己効力感（SE）、サポ－ト、QOL、体力測定等を行った。
【結果と考察】中途辞退を除く修了者30名を対象とした。事前に比べ4ヶ月後に改善した健康行動指標が多かった。さらにSEBの程度で２群分けして、SEB 向上の大きかった16名（A群：男6/女10名、 62.6歳）と小さかった14名（B群：男6/女8名、61.7歳）の２群で比較したところ、男女別では、A群とB群の初回９月測定の結果に有意差はなかった。12月測定では、A群の体重、体組成、SE、 QOL、体力値の改善程度がB群より良かった。腹囲、血糖値他は両群で改善した。
結論：検査諸値から自分の体の状態を知り、危機感を強め、行動変容の方法を知ることで、参加者はSEB を高めつつ行動変容を進めた。SEB の高まりは、実際の行動変容に繋がり身体状況及び健康行動の改善に大きく影響し、QOLも高まった。
キーワード：行動変容ステージ理論、食行動変容、メタボ症状改善

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