第1セッション
演題 3
「インターネット栄養相談」のリニュアルについて
発表者 ○大瀬真知子1)    栄養ケアステーションスタッフ一同
((社)北海道栄養士会栄養ケアステーション委員会1)
【はじめに】栄養ケアステーション事業は「すこやか北海道21」の推進と、疾病の一次予防のため、適切な栄養情報の提供を行い、道民の健康づくり支援活動を推進する事を目指し、平成15年10月からインターネットによる肥満栄養相談(以下「メール肥満相談」という)と、電話による栄養相談を実施しています。今回インターネットを利用しての肥満相談内容の見直しをしたので報告いたします。
【内容】1、平成20年4月から始まる特定健診・保健指導に迎合するよう相談プログラム内容の見直し改訂を行った。2、メール肥満相談が途中でとぎれて完結しないケースが多く、その原因のひとつに相談のプログラムが複雑でわかりにくいや、インターネット画面が見にくいなどがあげられていた。3、相談担当者用のマニュアルが複雑であり、相談経過や結果についての評価が標準化されていなかった。4.主な改善点は、(1)特定健診保健指導の対象者と重ならない若い年代層(20〜30代)をターゲットとし、道内在住で医療機関受診者以外等、対象者の条件整備を行った。(2)相談者に親しみやすく分かりやすいプログラムとし、相談内容の簡素化を図り媒体の整備を行った。(3)相談者が自己判定できるような媒体を作成した。(4)相談を有料化とした。(5)相談担当者用のマニュアルを見直し改訂した。
【まとめ】1、相談内容の流れがわかりやすいインターネット画面とし、相談者の負担を軽減して個人状況に合わせて進める柔軟な相談プログラムの内容とした。2、指導内容の評価をしやすい記録票様式を作成した。3、メタボリックシンドロームに着目した保健指導の重要性が明らかになったことから、今後は内臓脂肪型肥満に重点をおいた個人の生活習慣の改善を支援し、より具体的な指導が重要となるが、今後もこの相談体系を検討しながら、メール肥満相談をより充実させていきたい。
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