第1セッション
演題 2
糖尿病教室の活性化に向けて
〜チームにおける栄養科の取り組み〜
発表者 安川 絵理、山賀由佳子、山本 陽子、 森尾 綾子、佐々木宏美、三岩富美恵
(JA北海道厚生連札幌厚生病院)
【目的】当院での糖尿病教室は、医師、病棟・外来看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士がテーマごとに毎週火曜日各部門が担当し開催している。しかし、お互いの講義内容など理解していない部分が多く、また、従来使用してきた資料についても見直しが必要ではないかとの意見もあり、今年1月より、糖尿病教室の活性化・各部門との連携を図ることを目的に、糖尿病教室運営委員会を発足し、毎月各担当での運営状況の報告や今後の課題などを話し合うことにした。結果、他職種とのチームでの取り組みにより、糖尿病教室の改善、活性化に繋がるものになったと思われるので報告する。【栄養科の取り組み】(1)資料の見直しを行った。(2)講義内容を参加型にし、クイズを盛り込むことにした。(3)アンケートを取り今後の運営に役立てることにした。(4)集団栄養食事指導料については、全病棟より算定することとした。(5月に診療委員会にかけ、実施)【全体での変更内容】1.院内放送での糖尿病教室参加の呼びかけの実施。2.医師からの糖尿病教室の参加の呼びかけ。3.病棟での早朝看護科長ミーティングで参加の呼びかけ。4.表示板の変更。【結果】(1)参加人数の増加に繋がったと思われる。(2)アンケート結果については、患者の関心のある内容と、講義内容が合っていると推測される結果となった。【考察】今回の糖尿病教室運営委員会発足にあたり従来の講義内容や使用資料について、改善する良い機会となった。栄養士の講義内容も、参加型にすることで、患者により理解し易い内容となり、指導する側も進行しやすくなった。また、各部門との話し合いを通じ、現在の運営状況、他部門の講義内容の把握や今後の課題についても、意見を持ち寄れるようになった。結果、参加人数は増加傾向にあり、糖尿病教室の活性化に繋がったと思われる。今後もミーティングを重ね、チームとして効果のある活動をしていきたい。
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