第5セッション
演題 1
栄養指導リーフレットの画一化
発表者 ○杉谷静香、河原 麻値、秋田まゆみ、鵜飼真千子、大塚 真奈
(手稲渓仁会病院 栄養部)
【目的】当院の栄養指導法はPOS思考による問題解決技法を軸としSOAP式の栄養指導記録表を用い複数の栄養士間で一貫性のある指導過程で実施しているが、栄養指導中に必要とするリーフレットの画一化がされていないため、栄養教育方法・評価が曖昧となっていた。そこで、栄養指導の段階別に個々の患者が必要目的に応じた内容把握ができるリーフレットを目標に画一化を図った。
【方法】リーフレットの作成は(1)情報の収集 (2)情報の分類 (3)作成 (4)管理の手順で実施した。
情報の収集は栄養指導段階を動機づけ、基礎教育、技術教育の三段階とし、各段階に必要な項目として病態、食事療法の原則、栄養素、調理を軸として11項目を設定した。収集した情報は栄養指導の基本的資料、病態説明と食事療法、献立例、含有量表など8項目に分類をした。作成は用紙サイズ、文字、色、構成を統一させ、分類番号及びナンバリングをし、管理体制を整えた。
【結果】リーフレットの画一化により、栄養教育方法の視点統一が図られ、段階的食事療法実践評価が可能となった。また、リーフレットはネットワークを利用した栄養部ホームページ内で管理され、必要とされる場所のどこからでも印刷ができ利便性が図られた。
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