栄養士のつぶやき No.20

「特定健診・特定保健指導の研修について」

(社)北海道栄養士会 空知支部 槌本浩司

 昨年度、特定健診・特定保健指導の研修を担当させていただきました。

この研修は、日本栄養士会が栄養相談のロールプレイを中心に構成し、各都道府県単位で同じような研修が行われています。

参加された方々は、春や秋の研修のほかに、2日間にわたる研修やロールプレイなど厳しい日程をこなされ大変お疲れ様でした。

自分にとっては、研修会に携わることによって、忙しいこともありましたが、新たな人との出会いですとか、連携や時間のコントロールの技術など様々なことが勉強になりました。

特定保健指導を受けられる方々は”まだ疾病にはなっていない方”ですから、対象者のほとんどが行動変容理論における無関心期の方々がほとんどであると考えられます。たぶん対象者の方々に「健康のために毎日なにかをやっているか」と伺えば、「そんな時間はない!」とおっしゃる方も多いのではないかと考えます。

そんな対象者の方々に「健康のための時間を作っていただく」のは難しいのかもしれませんが、相談することにより一人でも多くの方々が、体や健康について理解していただき健康感を高められることが自分たちの役割なのかと考えます。

・・・実際、なんとも難しい話かとも考えます。

それを実行するためには、自分たちが特定健診をより深く理解することも大切かと考えます。

これは、特定健診・特定保健指導の確定版の本を最低でも3回以上読むことにより、なんとなく大切なことが見えてくると思います。いえ、いえ、3回読むのは難しいことではないと思います。単行本よりも大きな文字で書いてありますし、重要な部分はたった180ページ程度です。

これから、確定版の本を本棚から出して読んでみます。



【紹介者:北海道檜山保健福祉事務所保健福祉部 管理栄養士 近江 孝典


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