平成26年度生涯教育研修会講義概要(9月)
2014.09.09
平成26年度生涯教育研修会講義概要(9月)
関連法規
- 講義内容
- 管理栄養士・栄養士に関わる法規について解説します。
食と栄養に関する基礎知識 2-1国民の健康増進の総合的な推進
- 講義内容
- 健康日本21(第2次)では、全ての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を目指すべき姿としている。生活習慣の改善や社会環境の改善を通じて、生活習慣病の発症予防・重症化予防、社会生活機能低下の低減による生活の質の向上、社会環境の質の向上から、結果として健康寿命の延伸・健康格差の縮小を実現するものである。本講義では、これら健康日本21(第2次)の基本方針から健康増進の総合的な推進のための基礎知識を得るものとする。
食事管理プロセス 3-1対象者の把握、3-2栄養食事基準、3-3食品構成
- 講義内容
- 対象者の把握では、PDCAサイクルを活用して、食事を提供する個人及び集団を把握することを目的に演習を含めて講義します。
栄養食事基準では、いろいろな条件の中で作成する方法について検討し、基本を理解します。
食品構成では、栄養素から食事・献立への展開に繋ぐ食品構成のあり方について理解し、食品群別加重平均成分表・食品構成表の作成方法などについて講義します。
食事管理プロセス 3-4献立計画、3-5実施献立、3-6献立評価
- 講義内容
- 献立計画では、食品構成・予算等に基づいた献立計画を立案し、調理システムや調理スタッフに応じた献立計画が立案できることを目的として講義します。
実施献立では、食材管理・調理・盛り付け・配膳について理解します。
献立評価では、実施した献立の評価方法について理解します。
食と栄養に関する基礎知識 2-3根拠に基づいた栄養管理(9:00~10:30)
- 講義内容
- 管理栄養士、栄養士の使命と役割を確認し、対象者のニーズに応えるべく、最新の栄養管理に関する情報を収集し理解できることが必要である。そこで、代謝性疾患関連のガイドラインを学習し、対象者の栄養上の問題を明らかにできることを目指す。さらに病気の早期発見、回復促進、重症化を予防するなど専門職業人として、科学的根拠かつ高度な技術をもって食と栄養の指導を提供することが出来るように学ぶ。
食と栄養に関する基礎知識 2-3根拠に基づいた栄養管理(10:40~12:10)
- 講義内容
- 食と栄養に関する最も信頼できる根拠に基づいた栄養管理を行うための具体的な方法を学ぶ。何となく、経験的にという理由付けでの栄養管理では着実な効果を期待することはむずかしく、特にNST等臨床におけるチーム医療では通用しない。根拠に基づく栄養管理とはどのようなことか、また根拠に基づいた栄養管理を行うための基準とされるガイドラインの理解と応用を疾患別に学ぶ。各種ガイドラインのうち押さえておきたいものとして循環器疾患関連、腎疾患関連、骨粗しょう症について、そのポイントを学ぶものとする。
食事管理プロセス 3-7衛生管理、3-8感染対策、3-9食事管理の改善
- 講義内容
- 衛生管理では、HACCPと大量調理施設衛生管理マニュアルについて理解し、活用方法を学びます。
感染対策では、標準予防策を理解し、食中毒を中心に食事管理における感染予防策として実践の場で役立てられることを学びます。
食事管理の改善では、食品構成・献立の評価改善が実施できるようにその方策について学びます。
リスクマネジメント
- 講義内容
- ”人は間違いを起こす”ことを前提とし、未然にその間違いを防ぐために何を行ったら良いかを学ぶ。リスクとは何か、リスクマネジメントとは何か、また栄養管理上に起こりうるリスクとは何があるのかを知り、具体的事例を基に、起こりうるリスクを想定しながら具体的な対応策を考えるなどを行う。栄養管理を行う上で起きやすい誤配膳や異物混入、直接命にかかわる食物アレルギーへの対応など未然に防ぐために何をすべきか、またリスク発生の場合にはどの様に対応し再発を防ぐかなどを学ぶ。
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