平成24年度函館支部総会・研修会

終了済み研修会 報告

平成24年度 北海道栄養士会函館支部 総会・研修会

研究教育協議会 鈴木 恵子

4月21日(土)函館短期大学において総会が開催され、議事も滞りなく拍手で承認を受けた後、「東日本大震災 宮城県内病院の対応と栄養士・管理栄養士の今後の課題」の演題で、東北厚生年金病院栄養課長の阿部幸子先生に講演いただきました。電気が止まり放送もエレベータも使えず、1階の備蓄食品庫から人海戦術で運んだこと。入院患者は全員オムツにするほど汚物処理が困難なこと。避難所では大量に運び込まれる支援食への対応に問題(「平等にしたい」ため数が足りないと配布できない。とろみ剤が菓子コーナーの奥に置かれるなど)が出たなどのお話を伺う中で、最悪を考えての準備の必要性を痛感しました。
今年2月に災害発生地域において支援活動ができる専門的トレーニングを受けた栄養支援チーム、「JDA-DAT」を栄養士会が立ち上げたことは今後に期待できると思いました。また,配布された「備蓄食品を使用してみて」のプリントは具体的でわかりやすく、すぐに活用できると思いました。


タイトルとURLをコピーしました