第7セッション
演題 4
釧路市における青年期学生の痩身行動の実態と
自分の健康意識と食行動
発表者 ○田中淳子
(ハートピア・栄養士)
【目的】近年、厚生労働省の健康調査では女性のやせ傾向が増加している。釧路市の青年期学生は痩身願望が高いのか実態を知るとともに、減量行動と自分の健康に対する意識と実行と関係性があるのかを知り、栄養、健康指導に役立てるため調査を行った。
【対象】釧路市内にある大学、短大、高等専門学校、看護専門学校に在学している学生420名。
【方法】平成15年、無記名にて自己式質問紙調査法。集計・分析は、統計ソフトを用い、単純、クロス集計、カイ二乗検定を行った。
【結果】BMIでは普通の範囲にあるが、自分ではスタイルが良くないと思っている学生は、75%であった。減量行動を行っている学生と行っていない学生の有意差は見られなかった。減量行動を行っている学生の63%は、自分の適性体重を知っていた。減量行動を行っている群と行っていない群とも自分の健康に関心があった。自分の健康に関心がある学生は、意識をもって食事を摂っていた。男女の有意差はなかった。自分の健康に関心がない学生は、意識を持って食事を摂っていなく、興味もなかった。これらの結果から、自分の健康に関心のない学生には、関心をもつようにはたらきかけ、健康を維持できる食生活をおくれるよう栄養士の活動が必要である。
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