第3セッション演題 4

ネフローゼ症候群の栄養指導 −一症例の経過報告と今後の課題−

発表者 ○衣斐美稚子、安達聖子、澤岡清美、山口朋美(王子総合病院栄養管理科)
大岩均(王子総合病院循環器内科主任科長)
【はじめに】 ネフローゼ症候群の栄養指導において、食事記録とその評価及び病状 の変化について報告し今後の栄養指導の在り方を考えたいと思います。
【症例】

40歳、男性、地方公務員(デスクワーク中心時々体を使うこと有り)、 妻・子供。高血圧・貧血。趣味 つり(土・日はほとんど)身長162cm、体重 70.4kg、BMI26.9 病歴:S61年10月、職場の検診にて尿蛋白・血尿有り。H元年10月IgA腎 症と診断。H3年12月治療開始。H11年1月、転勤となり当院受診、初めて栄 養指導を行う。

【経過】
医師よりE1800Kcal,Prt50g,塩分5gの指示が出され、 始めは食事療法の必要性と低タンパクの食事療法を実践するために治療用特殊食品 の紹介、腎臓病教室の参加呼びかけ、食事記録の継続等をすすめてきました。総合 的な判断よりH12年にE1800Kcal・Prt40g・塩分6gへ、H13 年にE1700Kcal・Prt40gへ、H15年E1600Kcal・Prt 40g・塩分6gと栄養量が変化して現在に至っております。
【考察】
毎月、持参される食事記録は奥様がつけているもので、カロリーチェック の結果は医師の指示量と一致しております。食事記録の中でわからないのは宴会・ 職場・つりでの食べ物です。 しかし現実にはこの5年間で少しずつ症状が進んできております。 主治医と検討し今後は適正体重を目指すこと、小目標は70kgをきること(脂肪 を少しでも燃やし筋肉を保つ)とし、経過をみております。
【経過】
医師よりE1800Kcal,Prt50g,塩分5gの指示が出され、 始めは食事療法の必要性と低タンパクの食事療法を実践するために治療用特殊食品 の紹介、腎臓病教室の参加呼びかけ、食事記録の継続等をすすめてきました。総合 的な判断よりH12年にE1800Kcal・Prt40g・塩分6gへ、H13 年にE1700Kcal・Prt40gへ、H15年E1600Kcal・Prt 40g・塩分6gと栄養量が変化して現在に至っております。
【おわりに】
毎月、持参される食事記録は奥様がつけているもので、カロリーチェック の結果は医師の指示量と一致しております。食事記録の中でわからないのは宴会・ 職場・つりでの食べ物です。 しかし現実にはこの5年間で少しずつ症状が進んできております。 主治医と検討し今後は適正体重を目指すこと、小目標は70kgをきること(脂肪 を少しでも燃やし筋肉を保つ)とし、経過をみております。
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