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栄養士のつぶやきNo.73|アレ 食べたいなぁ

ペンネーム:腹ペコあお虫

先日、親子料理教室に携わる機会がありました。対象は、小学生とその保護者です。休み中のため、たくさんの申し込みがあり、抽選の結果、当日集まった親子は実に楽しそうに参加していました。

メニューは、いつも子ども達が食べている給食のメニューから選びました。包丁を片手に慎重に食材を切る子ども達の瞳は、とてもイキイキしています。調味料は、計量スプーンで丁寧に計ります。まるで、理科の実験さながらの真剣ぶりです。保護者は、そんな子どもの様子にドキドキしつつも、作業を見守っていました。

「あっ!危ない!」「うちの子、案外できるのね!」きっとそんな風に感じていたのではないでしょうか?

親子で料理を作り、楽しくおいしく食べる。なんて素敵なことでしょう。どの顔もニコニコです。たくさんの記念写真を撮り、満足そうに帰って行った親子を送りながら、私の胸に浮かんだのは、もう大人になった我が子のことでした。

今は、親元を離れて一人暮らしをしている息子から、時々、「母さんが作ってたアレどうやって作るんだっけ?」というメールが来ることがあります。
「アレって何?」「ほら、時間ないって言って生クリームぶっかけるグラタンさぁ」
「あ~アレか‥・」 じゃが芋をスライスして電子レンジでチン! 長ネギのうす切りと芋を層にして重ね、間には、調味料代わりの手でちぎったアンチョビを。上から生クリームをかけ、とろけるチーズを乗せてオーブンへ。ブラックペッパーをかけたら出来上がり。
ホワイトソースが面倒くさい時の私の時短料理です。手抜きとは言わず、あえて時短と言わせてください。

作り方を教えると、しばらくして「買い物に行ってくる」とメールが…。夕方には、出来上がり写真と一緒に「できた! ビールに合う!」と感想が送られてきました。
「何で急にグラタンなの?」と聞けば、「急に食べたくなったんだよね~。しばらく食べてないし、あのグラタンは売ってないし…」とのこと。

そう言えば、時間のない時のメニューにしていたので、一緒に作ったことなかったなぁ。
今夜は、私も久しぶりにあのグラタンを作ろう。離れている息子と一緒にグラタンを食べよう。

さてさて、今回、親子料理教室に参加してくれた子どもたち…。大人になった時「アレ食べたいなぁ」と思い出すのはどんな料理なのかしら? その味が親子の幸せな記憶と共にあるといいなぁと想うこの頃です。

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