栄養士のつぶやき No.31

1969年 原産国 フランスワインに乾杯!

公益社団法人 北海道栄養士会
常務理事 鈴木 敬子

 20歳で卒業、浦河町立養護老人ホームちのみ荘に1年間勤務し、浦河町学校給食センターへ移動となり栄養職員から、専門員、と職名がかわり浦河町立荻伏小学校を最後に43年間の栄養士業務を栄養教諭という立場で退職いたしました。

 生涯忘れる事の出来ない思い出深い浦河町を発つとき、多くの方から暖かいお言葉やお心遣いをいただき、そのなかで日高管内学校栄養士の仲間から「札幌に着いたら娘さんと二人で飲んでください」と渡された箱が気になりながら、何時もなら直ぐ開けるところジーット我慢しておりました。

 5月中ごろとても気になって居た箱を開けたところ「1969年」物のワインでした。

 私が丁度勤務した43年前のワインです。娘と凄い!と歓声があがり今話題の「塩麹」尽くめのおかずで「乾杯!!!」をしました。ミニトマト、お漬物、豚ロース、鶏もも肉のハーブ漬け、鮭の塩麹つけ、ゆで卵、豆腐など・・・「塩麹」は食品の旨みを引き出してくれ味に深みが出て、驚くほど料理が美味しくなりどんな材料とも相性がよいので、いつも冷蔵庫には備えてあります。

 ワイングラスに注いだ瞬間今まで見た事もない「奥深い茜色」香りは何ともいえない「幸せ気分」になり、口に含むとこれまた味わった事のない正に「古酒」ならではの重み、深みが感じられ娘と1969年前の新米栄養士の昔話に花を咲かせその後は、月1回は私の部屋で「塩麹」パーティーを楽しんでおります。

 空き箱と空き瓶は私の大切な宝物となっており、これから嬉しい節目には娘とふたりで年代物のワインで乾杯!!!したいと願っております。



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